世界一愚かなお金持ち、日本人

お金の増やし方なんていうのはシンプルで、
働いて稼ぐか、働かないで稼ぐかのどちらかです。

働いて稼ぐのは収入や好き嫌いは別として
社会人ならやっていること。

働かずして稼ぐというを
どうやって作り出すかというお話ですが

精神的なことがメインになります
日本人に対して批判めいた書き方をされているのが少し残念です。

華僑系の考え方に注目しました。

例えば1億のお金をその人が持っていても
ギャンブルで1時間後には全てを失ってしまうかもしれない。

契約書でさえ、紙の上に書いている
ただのインクだと言い切るのは新鮮でした。

では何を信用するのかというと、
「人相」だそうです。

人相に表れる生き様をみているのだと。
貧相な顔にならないように気をつけましょう。

時間は大切なものと教えてます。
ひとつのことを成し遂げるのに10年はかかると。

高層ビルを建てるのにいきなり積み上げていくのではなく
まず、基礎をつくるために地下へと掘り進めています。

今は一見、無駄になるように見えても
いづれ血となり肉とするために努力しろということですね。

世界一愚かなお金持ち、日本人
世界一愚かなお金持ち、日本人 マダム・ホー

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-01-13
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star「信用」から見た日中米文化論」
star本書を読むより
star働く事への意識の違い

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心がどんどん晴れる

「見るごとにみなそのままの姿かな 柳はみどり花はくれない」

とは、
一休和尚のありがたいお言葉。

幼少期のとんちや、後年の生臭坊主なイメージが強いですが
一休さんの精神世界に触れることができる一冊。

自然をありのままに見る。

言葉にすると簡単ですが
ありのままに見ようとする心がまた
ありのままではないというパラドックス

悟りを求めるのに
「悟りたい」という気持ちを捨てなければなりません。

禅とは
そういった心のあり方の技術のようです。

言葉では説明できないもの
思考の果てにある先のすべてを捨て去る考え方は
自分とは対極にあるものかもしれません。

ですが、心魅かれる何かがあります。

「有漏路より無漏路へ帰る一休み 雨降らば降れ風吹かば吹け」

この世とは
あの世からやってきてまたあの世の帰り道
だから今は一休み

気楽なさとり方 心がどんどん晴れる
気楽なさとり方 心がどんどん晴れる 宝彩 有菜

日本教文社 2000-08
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star一休さんが良く分った
star扱っているテーマとしては星5つあげたいが
star人生が軽くなるためのヒントがいっぱい。

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脳はなにかと言い訳する

脳ミソっていうのは
兎角いい加減にできている。

と言うのはよく言われる言葉

ではなぜいい加減なの?
という問いに答えるのが本書であります。

ハードウェアから見た仕組みについてのお話ですが
いい加減になる仕組みがわかれば
それに対抗手段もたてることができるわけです。

雑誌連載+書き下ろしという形式なので
散文的な傾向にありますが
それだけ理解しやすくコンパクトにまとめられています。

池谷さんはもともとわかりやすい本を
書く人なので入門編にはちょうどよさそうです。

人間の脳は100%使っていないといいますが

どんなにがんばっても
指を6本動かす脳というのは作れないわけで

体というインターフェースが存在する以上。
そこに縛られるのは当然の理です。

ただ、面白いのは道具によって
拡張することが可能というのは夢があります。

バットはイチローや松井秀喜の体の一部。
ギタリストはギターが体の一部。
そして、プログラマはコンピュータが体の一部です。

って、大風呂敷でしょうか。

やる気についてのお話。

やる気がないから動かない
ではなく、動かないからやる気がでないそうです。

やる気があろうとなかろうと行動はできる。

やる気のない作業でも
それを認めて淡々とやってしまおうと。

作業興奮という言葉でまとめられていましたが
そういう意味でやる気を内側にもってくるのでなく
ご褒美など、外側に持ってくることは不純ではありません。

報酬系には達成感なども入るようで
目標を細かく分解する。
が小さな達成感を何度も味わうことになり

目標の細分化というテクニックが
脳のハードにも通じることになります。

よく主張されている報酬系とも通じることです。
動物実験ではこの報酬系を刺激し続けると
飲むこと寝ることを忘れて求め続けるようです。

ストレスにしても
正確にはストレッサーとストレスに分けて考えると

ストレスを与えるものは変化しないので
どう自分が受け止めるか?
なぜ慣れていくのか?

という自己生存機能のお話に展開していきます。

1日中、ストレス発散ができるわけではなく
解消方法を「知っていること」が大事だそうです。

ちなみによくあるアルコールは
意識レベルを麻痺させるだけで、
潜在意識下のストレスには何の解決にもならないらしいです。

だから、飲むなということではなく
わかった上でおいしくお酒を飲みましょうという意見には賛成です。

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? 池谷 裕二

祥伝社 2006-09
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star学習したことをしっかり記憶する方法
star内容の面白さもさることながら、著者の努力が伝わる作品
star脳科学を日常へ

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自分をグーグル化する方法

最近ではあんまり関係のない会計の内容でも
無条件で買うようになってしまうほど
すっかり勝間さんファンの1人です。

相変わらず合理的ということに関してはスキがありません

勉強すること=収入UPのため
とスッパリ割り切るところなんか素敵です。

凡人にはなかなかまねのできないところもありますが
それでもヒントになるようなことは
たくさん詰まってます。

フレームワークとかディープスマート力とか
目立つキーワードについては他の書評にまかせるとして

インプットとアウトプットのバランスに注目します。

インプットするときのポイントは
再現性のあることが大切で

目的なくダラダラと見る
テレビやコミュニケーションなど

Gabage In, Gabage Out.

ゴミを入れてもゴミが出てくるだけと
ばっさりと切り捨てています。

Javaなどのオブジェクト指向の世界に
Gabage Collectionという概念がありますが
ガベコレが動くこと自体、
余分なリソースを消費しているわけで
そこは改善の余地がありそうです。

そういえば最近、あんまりテレビ見てないんですよ。

見たい番組って本当に限られてるから
それだけ見れたら満足

本を読んでるほうが楽しくって。

勝間さんが別の本でも言ってたように

コストパフォーマンス
単位時間あたりの情報量が全然違いますね。
やり方さえ掴めれば。

本、以上に情報を吸収できるものがあれば
そっちにシフトするかもしれません。

アウトプットは
MECEや階層構造などフレームワークな
お話が続くので、興味を持ったら
ロジカルシンギングなどを読んでおくとよさそうです。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 勝間 和代

ダイヤモンド社 2007-12-14
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star「知的生産術」はおこがましい
star役に立つのか?
star読者が取捨選択できればすばらしい本

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わたしたち消費

メガヒットの時代は遠い昔。
売れてるのか売れてないのかよくわからないのが今の時代の難しいところ

趣味、嗜好が細分化されているのなら
大量消費・大量製造のしくみが破綻するわけですが
意外とそうはならない。

データだけを見ると予想以上に
モノは売れていたりする。

いったいどこで?

なんとなく遠くの対岸で
流行ってるな感があった疑問を解決してくれました。

かつてのキャッチフレーズ

お客様は神様です。

は姿を消し

お客様は私たちの仲間です。

という概念にシフトしつつあります。

仲間うちで盛り上がってるわけで。
そこにあるのは絶対的な価値感ではなく

ネタとしての消費なのかなと
このあたり昨日の騙される脳と
相通じるものがあります。

わたしからわたしたちへ。

今の消費を語ろうと思えば
こうゆう今までのマーケティング理論とは
別の視点、別の切り口が必要なようです。

わたしたち消費―カーニヴァル化する社会の巨大ビジネス (幻冬舎新書 す 1-1)
わたしたち消費―カーニヴァル化する社会の巨大ビジネス (幻冬舎新書 す 1-1) 鈴木 謙介 電通消費者研究センター

幻冬舎 2007-11
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starよくわからない
star知らないところで流行は起きています
star鈴木君の業績に傷がつくのでは?

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騙される脳

人は新しいもの・新しい言葉に
飛びつく習性があるようです。

新しいものに飛びついてきたからこそ
人は進化して成長することができたわけで
一概に否定はいたしません。

が、

それに踊らされてるとしたら
面白くはありません。

本当に新しいことなんて
そんなにある訳でなく。

新しいと「思う」ものに飛びついているだけ
ということを自覚しないといけません。

間違って飛びつかないために
自分の価値判断をしっかり持つことが重要というわけですね。

最後に

クチコミ=自慢マーケティングという図式は
わかりやすく新しい視点でした。

あれ?

騙される脳 (扶桑社新書 18)
騙される脳 (扶桑社新書 18) 米山 公啓

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おすすめ平均 star
starやや期待はずれ
star自分で決めてますか?
starクチコミの正体がわかったような。

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コリン・ローズの加速学習法実践テキスト

勉強はコツコツと地道に行うもの。
その考え方は間違いではありません。

今の時代は
コツコツと地道に行ったうえで
さらにその上で効率よく勉強を行うのかを
考えなくてはなりません。

そうゆう世界で我々は勝負しているのだと思います。

講師時代にこの知識があれば
また違った授業ができたのかもと考えさせられるぐらい
もっと早くに出会いたかった一冊です。

加速学習は
大きくわけて6つステップに分かれます。

咀嚼するとこんな感じでしょうか

心構え
情報収集
意味の整理
記憶
実践
学習の振り返り

情報収集と整理あたりは
一体化させたほうがよいかも。

見ました。聞きました。やりました。の
視覚、聴覚、身体感覚のお話

8種類の知能。

言語的
数学的・論理的
視覚的・空間的
音楽的
対人的
内面的
身体的
博物学的

このあたりはシステマチックで面白いですね。

博物学的知能というは珍しいですが
地球温暖化とか環境問題や
歴史を知りたがる気持ちがこれにあたるみたいです。

一般的なエンジニアの例に漏れず
シャイな性格なので対人的知能は低め。
今後の課題ではあります。

アウトプット系の話が
弱いかなという印象もありますが

出力はきっと人それぞれ違った
表現があるので一般化は難しいのでしょう。

学習の成果を
どんな形で表現するのか?

これこそが真の目的です。
答えはそれぞれひとりひとりの中に。

コリン・ローズの加速学習法実践テキスト―「学ぶ力」「考える力」「創造性」を最大限に飛躍させるノウハウ
コリン・ローズの加速学習法実践テキスト―「学ぶ力」「考える力」「創造性」を最大限に飛躍させるノウハウ コリン ローズ Colin Rose 牧野 元三

ダイヤモンド社 2004-10
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おすすめ平均 star
star「学び方」の学び方。
star自己暗示の本。
star内容が濃い

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快眠セラピー

禁煙セラピーには頼らずに禁煙に成功しましたが
快眠ということになるとなかなか上手くできません。

同じシリーズっぽいですが
禁煙セラピー人気に乗っているようなので
軽く読み流していきます。

不眠とか重いテーマを扱っているわけではないようです。

目覚ましをセットしないで
自然に目が覚めるまでの時間は7時間半でした。

体の求めるままに眠ったせいか
本日は快調です。

睡眠というのは記憶にとっても大切で
きちんと睡眠をとらないと記憶力も低下していきます。

どうしても徹夜する必要がある場合は
体の働きがもっとも落ちる午前4時の少し前ぐらいに
3時間だけでも睡眠をとるとよいようです。

エビングハウスの忘却曲線から言うと
テストのための記憶は朝にやっていたほうが有利なので
使いわける必要がありますね。

ついつい時間が欲しくて寝不足になる日々であります。

さて

人には習慣というものがありますが
これを寝る前と起きた後に応用して
儀式化するという方法を提示しています。

眠る前は

リラックスがテーマ。

ストレッチ、音楽鑑賞あたりは
スグに実践できそう。

起きた直後は
五感を刺激すること。

少し前に読んだ茂木さんの本にも
同じようなことが書いてありました。

音楽をベースに
何かパターンを作りたいです。

読むだけでグッスリ眠れる快眠セラピー (ムックセレクト)
読むだけでグッスリ眠れる快眠セラピー (ムックセレクト) 三橋 美方

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おすすめ平均 star
star理論尽くめでは眠れない
star参考になる点はあります
starこの本の素敵なところ・・・

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すべては音楽から生まれる

散歩にでると、
車の走る音。風の吹く音。自分自身の足音
音の質感とともにすべてが音楽に聞こえる。

そんな不思議な経験をさせてくれる1冊です。

茂木さんがよく言う
クオリアの中でも音楽のクオリアのお話。

朝起きてからの一連の動作。
iPodを買って箱を開けるときの儀式のような流れ
入浴の時間。食事をするとき。。。。

今、パチパチとキーボードを叩いている音。

生きることすべてに音楽があります。

死後の世界や宇宙の果てなど
いくら考えてもわからないことをわからないままにしておくことを
仏教の世界では無記というのだそうですが

音楽を聴いて感じる心の変化を言葉にしようと
メロディがどうだとか、誰それの影響がうんぬんと
薀蓄や批評家めいたことを語るのが恥ずかしくなってきます。

それでいて頭のいい人とは
いい音楽が脳の中で常に響いている人だと定義します。

なるほど一理あります。

音楽なしには生きていられない。
どこかのCDショップの合言葉ではありませんが

音楽と共にある生き方が光り輝いて見えました。

すべては音楽から生まれる (PHP新書 497)
すべては音楽から生まれる (PHP新書 497) 茂木 健一郎

PHP研究所 2007-12-14
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おすすめ平均 star
star全肯定するのはいかがなものかと思うけど
star茂木さん流音楽論に酔う
star音楽好きにおすすめ

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iPhoneショック

iPodという製品は生活を変えた。
その勢いにiPhoneにも乗っかっていくのでしょうか。

ケータイビジネスの仕組みは作ってさあどうなる?

という感じです。

本書はそんなことよりも
アップルの(ジョブスの?)哲学らしきものを感じさせてくれました。

ユビキタスがどうだとか
モバイルがどうだとか

少し前はそんなキーワードが飛び交っていました。

対してアップルはというと

デジタルハブ
デジタルライフスタイル

というキーワードを考えているようです。

デジタル製品に囲まれた生活。

その中心にパソコンが存在すると。

ケータイやデジカメに代表されるデジタル家電ですが

画面が小さい、キーボードやマウスがない。
CPUやメモリが低スペック。

などの問題を根本に抱えており、
補完するためのツールとして
パソコンの存在意義があるというお話です。

なるほどiPodはiPod単体では成立しません。
iTunesというソフトがあって成立する
ひとつの環境、システムであります。

ブラウザ以外のTCP/IPベースのソフトウェア

というのは、最近注目しているジャンルです。

デジタル家電の中心であるパソコン同士もまた
ひとつのハブとなり世界をつなげていくのでしょう。

そういった未来を感じさせる製品を作るのが
アップルの恐ろしいところではあります。

話は変わってデザインのこと。

斬新とかそういう次元を超えてきちんと
世界感を提示しているのがすばらしいです。

初めてiPodを買ったときのワクワク感。
箱を開いて中身を取り出す。

軽く充電して、再生ボタンを押す。

ここまでの流れが儀式のように
デザインとして成立しているように思います。

ここまでコンセプトがしっかりしていると

サードパーティのアクセサリもブレることなく
きちんとiPodのアクセサリとして世界観を補強してくれます。

デザインがどうだ。
ユーザビリティがどうだ

と考えるならここまでトコトン考え尽くすべきなのでしょう。

iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり
iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり 林 信行

日経BP社 2007-12-13
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おすすめ平均 star
stariPhoneとアップルに関して余すところ無く書いてある
star物欲の強い人は読まないほうがいいかも(笑)
starアップルの総合デザイン戦略がわかった!

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